結婚できないんじゃなくて、しないんです!?39歳未婚社長の本音
今日は私のコンサルティング先のお客様のお話ではなく、友人のお話をしたいと思います。
彼はWebマーケティングの会社を経営している39歳、未婚の社長です。
もともと個人事業として開業し、独学で学んだHP作成やSNS運営のノウハウを活かして2年前に法人成りをされました。
従業員はおらず、アルバイトでたまに仕事を手伝ってくれる方がいらっしゃるような、小規模な会社を経営されています。
そんな彼が最近になってこんな相談をしてきました。
「正直、社長になればモテるかなと思ってたんだけど、最近女性との出会い方さえ分からなくなってきた・・・。結婚なんかどうでもいいと思ってたけど、ちょっと焦ってきた・・・。」
そんなこと聞かれても困る!とは言いつつも、珍しく少し落ち込んでいる様子だったので相談にのってあげることにしました。
20代の頃から結婚はしないと言っていたのに、どうして急に気持ちが変わったのか、理由を聞いてみました。
異性との出会い方が分からなくなった
実はこの社長、20代の頃は週に4日は合コンを開催し「合コンキング」と呼ばれるほどだったそうです。
そのため、異性との出会いに困ることはなく、交際相手も難なく見つけることができていたようです。
さすがに、30代になってから合コンに行くことも少なくなったのでマッチングアプリなども使いながら出会いを探してきたのですが、仕事の依頼も増えてきたためここ数年はそんな時間もなかったとのことです。
社長になったらチヤホヤされるかもなんて淡い期待もあったようですが、現実は日々仕事に追われ女性と話す機会があるとすれば、商談か行きつけの飲み屋のママと会話するくらいだと気がついたそうです。
若い頃に異性との出会いに困らなかった方ほど「まだまだ大丈夫だ」という思いが強く、気がつけば40代手前・・・なんてことになりかねないのかもしれません。
理想が高くなりすぎて何を重視すればよいか分からなくなった
これも経営者に限らずよくお聞きする話ですよね。
年を重ねるとともに異性に求めるものが多くなってしまい、せっかく出会いがあっても逃してしまったり、交際が長続きしなくなってしまうものなのかもしれません。
特にこの社長のように、これからもっと事業を大きくしていきたいと考えている経営者からすると、交際する前から色々な不安がよぎってしまうそうです。
- 忙しくてなかなかデートができないけど大丈夫かな・・・
- もし結婚となると事業への理解をしてもらえないとうまくいかないかもしれない
- もし結婚してから事業がうまくいかなくなったとすると、相手を養っていけなくなるかもしれない
30代後半、40代の独身社長にとっては、結婚も視野に入れたお付き合いになるからこそ不安も多く、お相手選びにも慎重になるのかもしれないですね。
漠然とした将来への不安を感じるようになった
この社長が弱気になってしまった一番の理由は、自分の周りには仕事関係の人しかいないと感じるようになったからだそうです。
もちろん仕事を頑張ってきたからこそ、たくさんの仕事仲間ができたのだと思いますが、夜に一人でお酒を飲んでいる時に「ずっとこのままで良いのか」と不安に思うようになったとのことでした。
もっと事業を大きくしていきたいと思うからこそ、その思いに共感してくれたり支えてくれたりする生涯のパートナーがいたほうが良いのではないかと思うようになったと話していました。
まとめ
最終的にこの社長がどうしたかというと、40歳になったら本格的に婚活を始めると決められました。
あと1年で事業を少しでも成長させ、その上で本当に結婚をしたいと思えるのか、どんな相手を探せばよいのかゆっくり考えたいとのことでした。
「結婚できない」のではなく「しない」という選択も自由にできる今、忙しい中でも少し時間を作って、素直な自分と向き合いつつ自分の幸せをゆっくりと探していくことも必要ですよね。