謙遜は美徳ではない!お見合い失敗続きの理由は過剰な謙遜
日本人は謙遜することを美徳とする文化がありますよね。
せっかく相手が褒めてくれても「いえいえ、私なんて・・・」と謙遜してしまう方は多いのではないでしょうか。
たしかに、人から褒められた際に「そうなんです。仰るとおり私ってすごいんです」とか「私って素敵なんです」なんて答えると、それはそれでお相手にびっくりされるかと思います。
ただ、謙遜をしすぎると実はお相手を困らせてしまったり、疲れさせてしまったりする可能性があるんです!
今回は自分に自信が持てず謙遜ばかりをした結果、なかなかお見合いがうまくいかずチャンスを逃してしまった31歳の女性の事例を紹介したいと思います。
せっかく褒めているのに・・・否定されたと感じる方もいる
お見合いや異性とのデートの場面では、お相手に良い印象を持ってもらいたいと考えるのは当然かと思います。
特に初めてお会いする相手であれば、気まずくならないように会話を盛り上げるという意味でも、お相手を褒めようとする方も多くいらっしゃいます。
お相手からすれば「楽しい時間にするために一生懸命に褒めている」という場合もあるのです。
それにも関わらず、この女性はせっかくの褒め言葉もすべて否定で返してしまうという致命的な癖があったのです・・・。
その結果、お見合い相手から「ネガティブな発言が多いように感じた」「たぶん僕のことはあまり良く思っていなかったと思います」といった反応が返ってきてしまったのです。
では、この女性のどんな発言がそんな印象を与えてしまったのでしょうか。
「いやいや」返しを繰り返すと相手は疲弊する
例えば、こんな会話があったそうです。
【会話①】
「水色が似合いますね」
着ている洋服を褒められたら・・・
「いやいや、あまり服を持っていなくて、迷ったんですけどこれにしたんです」
【会話②】
「学生時代はバスケットボール部だったということは、運動がお得意なんですね」
と言われたら
「いやいや、ずっと補欠でしたので・・・。友達に誘われたから入っただけで・・・」
この会話だけでも、ネガティブだなという印象を持つ方は多いと思います。
極めつけはこんな会話がありました。
【会話③】
「ご出身は◯◯県なんですね。有名なお祭りがあって良いですよね。」
と出身地を褒められたら
「いやいや、すごい人混みになるので、毎回お祭りの時は大変なんです」
最終手段で出身地を褒めてみても「いやいや」で返されてしまう・・・お手上げですよね。
こんな会話を繰り返していくと、お相手の口はどんどん重くなってしまいます。
この彼女、ご自身では決してネガティブに返しているつもりはなく、あくまでも謙遜をしていただけなのです。
自覚がないというのがやっかいで、本人としては謙遜は美徳だと思っているため、まずは「いやいや返し」の矯正をする必要がありました。
「いやいや」を「ありがとうございます」に変換する
とは言っても、自覚さえしてしまえば、あとは癖を直すだけなので簡単です。
過剰な謙遜はやめて、せっかくの褒め言葉をまずはありがたく受け取るだけで良いのです。
「いやいや・・・」「いえいえ・・・」と返していたところを、「ありがとうございます」に変えるだけで印象はガラッと変わります。
例えば、先程の会話を「ありがとう返し」に変えてみましょう。
【会話①】
「水色が似合いますね」
「ありがとうございます!あまり服を持っていなくて、迷ったんですけどこれにしたんです」
こうすると、数少ない衣装の中から仕方なく選んだ服ではなく、一生懸命選んだ服なのだという印象に変わりますよね。
【会話②】
「学生時代はバスケットボール部だったということは、運動がお得意なんですね」
「ありがとうございます!友達に誘われたから入ったんです。ずっと補欠だったんですけどね」
こうすると笑い話にできますよね。
【会話③】
「ご出身は◯◯県なんですね。有名なお祭りがあって良いですよね。」と出身地を褒められたら
「ありがとうございます。すごい人混みになるので、毎回大変ですけどね」
いかがでしょうか。
いやいや、で返していた部分をありがとうに置き換えるだけで、印象は大きく変わりますよね。
まとめ
今回は謙遜をしすぎる方の失敗例をご紹介しましたが、会話の癖というのは誰にでもあるものです。
自覚なく言っていることも多いため「まさかそんな理由で?」と思う理由で、せっかく出会った相手とのご縁を逃している場合もあるのです。
でも、この彼女のように自覚することができれば、意外と治すことは簡単です。
ご自身が気がつかないうちにお相手にマイナスな印象を与えている癖、ありませんか?
一度振り返ってみると気がつくこともあるかもしれません。