サザエさん症候群からの脱却!バリキャリウーマンが田舎婚を選んだ理由
週末を楽しく過ごし明日から仕事だと考えると、一気に憂鬱な気持ちに襲われるという方は多いのではないでしょうか。
日曜日の夕方、サザエさんが始まる時間帯になると憂鬱になってしまうという症状は「サザエさん症候群」と呼ばれるそうです。
仕事を真面目にこなそうと頑張っている方ほど、目の前にある現実から逃れられず追い込まれてしまうということもあるようです。
今回はある出来事がきっかけで、仕事一筋で生きてきた人生の中で結婚という選択肢を手にし「何かに追われる人生」から「大切なものを追い求める人生」へと見事に転換をされた35歳女性のご紹介いたします。
彼女がなぜ「バリキャリ」と言われるほど人生を賭けて築いてきた地位を捨て、地方で結婚するという決断をされたのでしょうか。
サザエさん症候群かもしれない
彼女はもともと地方のご出身で地元の大学を卒業後、とある上場企業に総合職として就職をされました。
とても真面目な方で入社してからも地道に努力を積み重ね、結婚相談所に来られた当初はしっかりとした役職にも就かれていました。
そんな彼女がなぜ婚活を考えるようになったのかを聞いてみると、こんな答えが返ってきたのです。
「自分のチームに数名の部下がいるのですが若い方も多くて、仕事の価値観も違う中で育成しようにもなかなかうまくいかないんです。
そんな中で会社は数字を求めてくるので板挟みになっていて、どんどん自分の仕事が増えていくんですよね。
月曜日が憂鬱で地元の親友に相談したら、サザエさん症候群じゃないかって言われてしまって、ショックだったんです。
仕事一筋に生きていこうと思ってたんですが、結婚してちょっと肩の力を抜いて生きるのもアリかもと思うようになったんです。」
とはいえ、当初は漠然と「結婚してみても良いかも」と考えている様子で、結婚によって何を実現したいのか、どういうお相手と出会いたいのかといった具体的なお話はゆっくりと考えながら進めていくことになりました。
結婚は理想の人生実現に向けた一つの手段
彼女とお話をする中で、どういう人生を生きられたら幸せだと思うかをお聞きしたところ「もともと都会に憧れて就職はしたけど、将来的には地元みたいな田舎でゆっくり暮らしたい」という言葉がありました。
彼女の言う将来とは定年後のイメージだったようですが、もしすぐにそれが叶えられるのであればもっと幸せなのかもしれない!ということで、お相手の条件の一つに「居住地」を入れることになりました。
仕事をどうするのかは一旦置いておいて、とにかく住んでみたいと思う土地で会ってみたいと思う人を探すということを続けてみたのです。
その結果、地元ではないのです近隣の都道府県に住む方と出会い、実は同じ大学の出身ということもあって意気投合され、無事ご成婚となりました。
ちなみに、お仕事の方は会社に異動願を出されたそうで、通勤可能な営業所に配置転換が叶ったそうです。
「仕事を中心に人生を考えてきたけど人生を中心に考えるようにすると、仕事も結婚も理想の人生を実現するための手段でしかないですね」
なんだか少しドライに聞こえるかもしれない言い方ですが、ちょっと照れ隠しも含んだような、なんとも彼女らしい感想を残していかれたのが印象的な方でした。
まとめ
キャリアを築いてきた女性の中には「結婚=逃げ」というように考えてしまう方も未だに少なからずいるように思います。
今回の彼女も仕事をどうするのかを考える中で「周りから仕事が嫌で結婚に逃げたと思われたら嫌だ」と言われていました。
今の時代、そんなことを言う人はあまりいないとは思いますが、そんな風に感じてしまう気持ちも分かるような気がしました。
結果として彼女の周囲の方はとても祝福してくれたのですが、仮に結婚によって今の苦しい現実から逃げても良いと思うのです。
最終的に大切なのは自分の人生です。
彼女のようにあらゆるものを手段として考えて活用することができれば、幸せへの最短距離を叶えられるのかもしれません。