逃げるは恥ではない!キャリア女性が婚活開始を決心した瞬間3選

当相談所にご相談に来てくださる女性の多くは働いて自立をされています。
社会人になってから一生懸命キャリアを積んできた、いわゆるキャリアウーマンと呼ばれる女性の中には「結婚することでこれまで築いてきたキャリアを失ってしまうのではないか」という不安からなかなか婚活に踏み出せないと言う方もいます。
そんな女性たちとお話しをしていると、こんなことを言われることがあります。
「ずっと働いてきて気づくと職場には自分より年下の女性が多くなっていて、その子たちが結婚して産休とかで気づくと人数が減ってその分仕事が増えていく・・・。その度にちょっとだけすり減っていく気がする」
「結婚休暇とか育休とか、会社も社会もどんどん結婚している人に有利なことが増えていく気がしてなんとなく不公平に感じる時がある」
もちろん、結婚や出産をお祝いする気持ちはあるのですが、なんとなく自分が置いていかれているような気がして焦ったり不公平に感じてしまったりすることはあるのかもしれません。
今回はそんなキャリア女性たちに聞いた「結婚」を人生における新たな選択肢の一つとして婚活を始めようと思ったきっかけについてお話ししたいと思います。
1ヶ月に3回結婚式に出席した時
女性の場合、20代後半から30代前半にご友人や職場の同僚、後輩の結婚式に呼ばれることが多くなると思います。
お話を伺った女性たちの中には、月に3回結婚式に出席したという強者もいました。
おめでたいことで祝福する気持ちはあるものの月に9万円、ヘアセットなどを含むと10万円超の出費となると多少思うこともありますよね。
その方は3回の結婚式のうち2回が職場の後輩で、悪いとは思いつつも「結婚して子どもが出来たら休みに入って自分の仕事が増えるかもしれないのに、私が3万円払うのか・・・」と頭をよぎってしまった瞬間に自分が嫌になったんだそうです。
仕事にやりがいは感じているし、後輩のことも大切な仕事仲間だと思っているからこそ、そんなふうに思ってしまう自分が悲しかったそうです。
仕事だけでは満たせない寂しさを感じて、とにかく拠り所がほしいと思って婚活を始めることにしたと話されていました。
ヘトヘトになって帰ってきた時に鏡で自分の顔を見た時
朝起きて「今日も仕事だ!」と気合を入れてメイクして、服を着替えて100点の自分で出社する。
忙しくてまともにお昼ごはんも食べられない1日が終わって、ようやく家に帰った時にふと自分の顔を見ると「このおばさん、誰!?」と思うほど疲れた顔が目の前にある。
その瞬間に1日の疲れが何倍にもなって肩にのしかかってくる・・・なんて経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
仕事をしているときは目の前のタスクに追われて余計なことを考える暇はないけど、家に帰って一人になった瞬間に「いつまでこの生活を続けるんだっけ・・・」と急に不安になってしまう。
そんな経験が婚活を始めるきっかけになったという女性がいらっしゃいました。
全力で頑張った1日の終りに、誰かとご飯を食べながら話をするだけでちょっと疲れが和らぐということもあると思います。
そんな誰かを見つけたいと思った時が婚活を始めるタイミングになるのかもしれません。
年収は上がったのに支払う税金も上がった時
日々頑張っているからこそ昇給すると嬉しいと思いますよね。
でも頑張って給与が上がれば上がる程、当然のように支払う税金は増えてしまいます。
さらに来年にはいわゆる「独身税」まで課される・・・。
そんな現実を前にした時に「払ってばっかりで何の恩恵もない自分は損をしてる」と思う方もいらっしゃるかと思います。
もちろんご結婚されたからといってお子様がいらっしゃるわけではありませんが、何となくこのままだと不公平だと感じ続けてしまうのではないかと婚活に興味を持った方もいらっしゃいます。
結婚は損得ではありませんが、その方が言うには「光熱費も食費もどんどん上がっている中で、独身の一人暮らしにはしんどいことが多すぎる」のだそうです。
パートナーを見つけることでそんな気持ちが少しでも楽になると良いなとお考えになったことが、結婚を人生の選択肢と考えるようになったきっかけになったようです。
まとめ
結婚したい。
一緒に時間を過ごせる相手と出会いたい。
少しはそんな気持ちがあったけど、日々の仕事に忙殺されて動き出せずにいたという方も多くいらっしゃいます。
そんな中で勇気を出してご相談に来てくださった方に必ずお伝えするのは「婚活を仕事のようには思わないでください」ということです。
仕事も結婚も人生の選択肢の一つでしかありません。
ご自身の人生がより幸せに、豊かになれると思えたならまずは婚活を始めてみればよいですし、嫌になったらやめてしまえばよいのです。
仕事も婚活も「幸せになる」という最大の目的に対する手段として、うまく使えると良いですね。