一人でも幸せ!それでも婚活を始めた43歳女性の背中を押したもの
最近は「シニア婚活」という言葉もよく聞くようになりました。
60代、70代でも「誰かと一緒に過ごしたい」、「これからの人生におけるパートナーがほしい」という気持ちで、お相手探しをされる方が多くいらっしゃるのです。
過去にご結婚を経験されもう一度新しい出会いを求める方もいらっしゃれば、これまでなかなかご縁に恵まれず初めて生涯のパートナーを探す方もいらっしゃいます。
多くの方に共通するのは「今でも幸せだけど、もっと幸せになりたい」というお気持ちなのかもしれません。
今回は20代の頃にご結婚され、33歳でご離婚をされてからずっとお一人で過ごしてきた中で、「一人でも十分幸せだけど、やっぱりパートナーがほしい」と婚活を始められた43歳の女性のお話しです。
エンディングノートを書き始めて気付いた「あと40年」
彼女は新卒から地元の役所に就職し、27歳で結婚し33歳で離婚をされてからは実家で暮らされていました。
お相手の浮気が原因で離婚されたということもあり、もう結婚はしないと決めて10年を過ごしてこられたそうです。
たまたま周りのご友人も未婚の方が数名いらっしゃったため、休日一緒に遊ぶ相手に困ることはなく、お金も時間も比較的自由に使える生活に満足をされていました。
そんな中、付き合いで生命保険会社のセミナーに参加をした際に「エンディングノート」について知ったそうです。
43歳というご年齢もあり、試しにご自身でもエンディングノートを作ってみようとお考えになり、ネットで購入したエンディングノートに早速書き込みを始められました。
ご自身の所有する財産の名目やそれをどのように処理したいのか、自分に何かあった時に連絡をしてほしい人は誰か、自分の葬儀はどうするのか・・・。
そんなことを考えたことはそれまでなかったそうで、ふと思ったのは「あれ、今もしものことがあったら誰かなんとかしてくれるけど、80歳まで生きたら誰がいるんだろう・・・・」
今は両親もご顕在で、周りには気心のしれた友人がいるけど、いつまでいてくれるんだろう・・・そんなことを思ったそうです。
随分年を重ねてきたような気になっていたけど、平均寿命まで生きるとすると後40年もあるんだと実感されたことが婚活を考えた一番のきっかけだったようです。
過去の決断を後悔しないために今をもっと充実させたい
同時に、「もしも結婚していた時に子宝に恵まれていたら」とか「もしあの時浮気を詫びる旦那を許していたら、違う今があったのかも」などと考えてしまったそうです。
離婚をされた理由がお相手の不貞行為だったため円満離婚などではなく、弁護士にも相談をしながら離婚手続きを進めたと話されていました。
当時はかなり精神的にも負担が大きく、一時的にお仕事をお休みされる程だったそうです。
そんな苦しい思いをしながらも悩んだ末に決断し立ち直ってきたのに、一瞬でもその当時の決断を後悔してしまいそうになった自分がとても嫌だったそうです。
「今の生活も幸せだと思えるけど、何か足りないと思っているからそんな思考になるのかなと思った」
「もう一度結婚して幸せになれたら、本当に過去の清算ができるかなと思う」
そんな気持ちがあって結婚相談所に相談に来てくださったと言われていました。
散々悩んで出された過去の決断を間違っていたのかもなんて思う必要は絶対にありません。
ただ、今の自分の人生に不安や寂しさを感じているのであれば、これから先の人生のパートナーを見つけることが救いの一つにはなるかもしれません。
まとめ
60代、70代の方もこれから先を一緒に過ごすパートナーがほしいとお考えになり、積極的に婚活をされている時代です。
「そんな年になってなぜ?」と思う方もいるかもしれませんが、平均寿命が80歳を超えるいま、70代でもあと10年近くの時間が残されているのです。
今よりももっと幸せに生きたいと思うのは当然のことです。
「一人でも幸せ!」だけどもっと幸せになれる可能性を探りたいと思う方は多いのではないでしょうか。
今回ご紹介した43歳の女性はまだご成婚には至っていませんが、それでもお見合いやデートで感じるドキドキ感が生活の「ハリ」になると嬉しそうでした。
彼女が過去なんてどうでも良いと思えるような素敵なお相手と出会えるように、これからも一緒に前進していきたいと思います!