要注意!身近な相手探しでハラスメント認定を避ける正しい婚活方法

結婚相談所やマッチングアプリに頼らず、職場や趣味の場などを通じて女性と出会いたいと考える男性は意外と多いかもしれません。
お相手との出会い方に理想を持つことはとても素敵なことですしそれが叶うのが一番ではあるのですが、30代半ばを過ぎてきた男性は要注意です。
たしかに20代の頃であれば職場で出会う女性達と「もしかすると・・・」と期待できる場面もあったかもしれません。
ただ、30代になり気がつけば周りにいる女性が自分より年下が多くなってきていると感じている方は多いのではないでしょうか。
そうなると20代の頃の感覚で周りにいる女性を「異性」として捉えて可能性を探ってしまうと、最悪な場合はハラスメント認定をされてしまうリスクがあるのです。
今回は「身近なところの相手探し」にこだわった結果、職場で危うくハラスメントと訴えられそうになってしまった36歳、離婚歴ありの男性のお話です。
何がハラスメントになるかわからない時代、せっかく頑張って築いてきたご自身のキャリアを台無しにすることがないように、お相手探しの方法を間違ってしまわないようにしたいものです。
女性の職場での愛想はただの仕事だと理解する
職場で話しかけると笑顔で雑談に付き合ってくれたり、自分には特別に質問をしてくれているような気がする・・・。
そんな女性がいると「もしかすると自分に好意を持っているのではないか」と勘違いしてしまうのは仕方のないことかもしれません。
もちろん、中にはあなたに好意があって特別に愛想よく接している女性も稀にいるかもしれません。
ただ残念なことに、多くの女性が職場で愛想よくしているのは「仕事だから」です。
こんなことを言ってしまうと夢も希望もないかもしれませんが、職場の後輩や同僚の愛想笑いを自分に向けられた特別な笑顔だと勘違いして下手にアプローチをしてしまった結果「ハラスメントをした」と騒がれてしまうことのほうが絶望的ですよね。
仮に職場でご自身への好意を期待してしまった後輩の女性がいたとして、複数名の飲み会の際に楽しそうに笑って話をしてくれたとします。
だからといって迂闊に「二人で飲みに行こう」「おしゃれなカフェを見つけたから休日に一緒にどう?」なんて声をかけることのないようにしましょう。
もちろんお相手から誘ってくれたり、一度ご自分で誘った時に即答で「嬉しいです!」と返してくれたなら話は別です。
注意したいのは「その日は用事があって行けないです」「今日は体調が悪くて」などというお断り文句があった時に、だったら別の日に行こうと何度も誘ったりしないことです。
男性の誘いをはっきりと断ることが苦手な女性もいます。
決して早まった勘違いで職場の女性を安易に「婚活」の相手と認識して暴走することのないようにしましょう。
今回、この36歳男性の場合は職場で親しくしていると思っていた27歳の女性を複数回食事に誘った結果「断っているのに何度も誘ってくるのはセクハラではないか」と、危うく会社に訴えられそうになったそうです。
女性が同性の上司に相談し、ことを大きくすることなく解決できたから良かったものの、あと少し度が過ぎていると大事になっていたかもしれません。
自分の戦場を正しく理解する
結果としてこの男性は結婚相談所に相談に来てくれました。
その際に仰っていたのは「40歳までは身近なところで自然な恋愛、婚活を目指そうと思っていた」ということでした。
40歳まで頑張ってみて成果が出なかったら、そこから結婚相談所に登録をしようとお考えだったそうです。
男性の場合は、女性と比較して年齢を重ねても極端に成婚しにくくなるということはありません。
しかしながらIBJが公表している「成婚白書」では、男性は25〜34歳がボリュームゾーンとなり40 歳以降になると成婚しやすさは下がっていくというデータが出ています。
年齢が上がる程、女性が求める年収などのハードルも高くなっていきます。
よほど高年収などでない場合は、本当に結婚をしたいとお考えになるならできるだけ早期に動き始めたほうが良いということになります。
またお相手の条件として20代を希望される方も多いですが、年収1,000万円未満の男性の多くはお相手との年齢差は5歳差以内に留まり、1,800万円を超えると7歳差程になるというデータもあります。
結婚相手に求める年齢がある場合は、ご自身の年齢や年収を客観的に理解したうえでどこまでの範囲でお相手の年齢条件を設定するのかも考えた方が良いかもしれません。
まとめ
今回ご紹介した男性の場合は決して20代の女性だけを希望していたわけではなく、たまたま職場で自分にも可能性があるかもしれないと感じた女性が20代だったというだけです。
それでも10歳近く年齢が離れている職場の後輩女性を安易に結婚の可能性を感じる異性としてみなしてしまったことで、大きなリスクを背負ってしまいかねなかったと考えるととても怖いと反省されていました。
恋人がほしい、結婚したいという気持ちで、周りにいる異性に積極的にアプローチできるということは素晴らしいことだと私は思います。
ただ、大きく時代が変わってきている今、迂闊な行動でご自身の大切なキャリアを傷つけることのないように「客観的に自分を見つめる」ということがとても大切です。
少しでも思い当たる節があったという方は、私達のような婚活アドバイザーも含めて一度周りの方に「自分は大丈夫か」と相談してみることも良いかもしれません。